車を駐車場に止めて観音堂方面に歩くと右手にそそり立った岩壁が目に入ります。観音堂はその先にあります。宝形銅葺きの三間四面と小さい観音堂ですが、大唐破風の向拝を配した風格のあるお堂です。石段を登った正面が本堂で、高さ65mの切り立った岩壁が覆いかぶさったところに建っています。江戸中期の建築といわれ、堂内には鎌倉時代の作と伝えられる本尊・馬頭観世音が安置されています。お堂の横には橋立鍾乳洞があり、昔は胎内くぐりの霊場として巡礼達がくぐったものだが、現在は観光施設として利用されています。